不動産売却が長引く原因は?原因や対処法を解説
不動産売却を進めようとしたものの、思っていた以上に時間がかかってしまうケースは少なくないです。
今回は物件を売る前にかかる期間や、長引く原因を解説していきます。
また、その場合の対処法にも触れているので、スムーズな取引がしたい方は、今後の参考にしてみてください。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
不動産売却にかかる期間
そもそも物件を売る場合、どの程度の期間がかかるものなのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
かかる期間の目安
そもそも不動産売却にかかる期間は、それぞれ異なるため一概には言えません。
一般的に考えると早ければ3か月、遅くとも半年程度で買主が見つかると言われています。
しかし、場合によってはそれ以上の期間がかかるケースもあるのです。
物件を売るにはさまざまな工程が必要なため、すぐに現金化できるわけではありません。
とくに仲介売却の場合は、個人の買主が見つかるまで販売活動をしなくてはならないため、どの程度の期間になるのかを予想するのは難しいです。
具体的な流れ
物件を売る場合は、業者に査定を依頼して、どこに取引を依頼するのかを決めます。
この業者の比較・検討はおよそ1~4週間かかるため、実際に物件を売りに出すまでに1か月はかかるのです。
その後は販売活動を開始しますが、物件が市場に出たからと言って、すぐに買主が決まるわけではありません。
購入希望者が現れたとしても。取引をしていく中でキャンセルされたり、他の物件を購入されたりする場合もあるためです。
早くても物件が売れるまで1か月、多くの場合は3か月程度かかると言われています。
さらに、買主が決まったとしても、売買契約締結をすぐに締結できるわけではないのです。
その後は住宅ローンの審査を進め、手付金を差し引いたお金を受け取り、物件を引き渡します。
こうした流れには、一般的に3~6か月程度必要です。
▼この記事も読まれています
不動産売却で使える3000万円控除とは?税金対策の特例と要件を解説
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
不動産売却が長引く原因
物件を市場に出したもののなかなか売れない場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
価格が高すぎる
なかなか売れない場合に考えられる原因として、物件価格が高すぎる可能性が考えられます。
基本的に不動産は、市場価値に応じて相場が決まり、たとえば駅から近い場所にある、商業施設が多く買い物に便利など、魅力的なポイントがある物件は市場価値が高く人気があります。
こうした物件になると相場が高くなり、売却時に得られる収益も多くなるのです。
対して、アクセスがあまり便利とは言えない、物件の築年数が古いなどの条件になると、市場価値が低くなりがちです。
物件を売りに出す場合は、こうした特徴に合わせて市場価値をリサーチして、適正価格をつけなくてはなりません。
ところが、なかにはこの市場価値のリサーチをせず、売却希望価格をつけてしまう方がいます。
物件をいくらで売っても問題はありませんが、相場とかけ離れた金額をつけていると、購入希望者は現れません。
たとえ魅力的な条件の物件だとしても、相場に合っていないとマイナスイメージを与えてしまい、内見の依頼すら来なくなってしまうでしょう。
「せっかく物件を売るなら多くの収益を得たい」と誰もが考えますが、だからといって相場とのバランスを考慮しないと、物件が売れ残ったままになるのです。
立地条件が悪い
たとえ適正価格がつけられていても、あまりにも物件の条件が悪いと売却期間は長引きやすくなります。
不動産を購入する場合、多額の費用が必要になるため、買主は物件選びに対して慎重になるものです。
そのため、マイナス要素が目立つ物件は、一般的に購入を避けられてしまいがちです。
たとえばファミリー層の場合、通勤・通学を想定して、ある程度アクセス良好な場所にある物件を選ぼうとします。
この場合、郊外にある不便な物件は、選択肢から除外されてしまうでしょう。
また、築年数が古すぎる物件の場合、リフォーム費用がかかる、建物がボロボロで清潔感がないなどを理由に、難色を示されるケースが多いです。
さらに、周辺エリアに同じような物件がある場合も、販売期間が長引きやすいと言われています。
これは似たような条件の物件に購入希望者が集中してしまう可能性があるためです。
競争相手がいると、販売活動は難航してしまいます。
売却時期が悪い
物件はいつ売りに出しても同じだと思われがちです。
しかし、実際には業界において、時期(タイミング)は大きな影響をもたらしています。
不動産市場で見ると、2~3月は繁忙期です。
これは、一般的に就職や進学などで引っ越しをする方が増えるためです。
この期間になると、新居を探す方が通常以上に増えていき、土地や家が売れやすくなります。
また、秋になると仕事をしている方が転勤するケースが多く、物件探しをする方が再度増えていきます。
こうした同行を見てみると、繁忙期を過ぎた途端に物件を探す方が少なくなり、物件がなかなか売れなくなってしまうのです。
▼この記事も読まれています
不動産売却における査定の重要性とは?相場の調べ方や査定方法について解説
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
不動産売却が長引く場合の対処法
不動産売却が長引く場合、どのような対処法があるのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
販売価格を見直す
まずは販売価格が適切か見直しましょう。
見直す際は、市場において価格が相場と合っているかチェックしなくてはなりません。
自分が売りたい物件と似たような条件の不動産を探し、実際にいくらで売れているのかを調べてみましょう。
もちろん分からない場合は、業者に直接尋ねてみるのもおすすめです。
相場に近い金額に設定し直すだけで、通常よりも売れやすくなるので試してみてください。
整理整頓をする
内見の問い合わせはあるものの、実際に契約できないケースが多い場合は、室内の整理整頓をしてみましょう。
物件情報を見て興味関心を持ってくれる方がいるのに、内見後に契約につながらない場合は、建物の中の印象がよくない可能性があるためです。
ゴミを捨てる、使用していない家財道具を処分するなど、可能な限りスッキリした空間を演出してみましょう。
清潔感のある建物に演出できれば、購買意欲を促進できます。
なかには室内をモデルルームのようにして、印象を良くできるよう工夫している方もいます。
おしゃれな小物を使用する、不必要なものは室内に置かないなど、最低限の取り組みをするだけで素敵な空間になるので、試してみてください。
買取依頼をする
どのような対処法を試しても売れない場合は、業者に買取を依頼する方法を検討してみてください。
買取は業者との取引になるため、個人の買主を探す必要がなく、販売活動がありません。
そのため、なんと最短で1週間程度の現金化が可能となっています。
急いで物件を現金化したい、買主が見つからないなど、さまざまな問題を抱えている場合に適しているでしょう。
業者に取引を仲介してもらわずに売れるため、仲介手数料の支払いも発生しません。
かかるコストを抑えたい場合にもおすすめです。
ただし、物件を売って得た収益は、相場の7割程度になるケースが多いです。
そのため、できる限り高く物件を売りたい方にはおすすめできません。
あくまでもすぐに物件を売りたい方に適した方法となっています。
さまざまな方法で対処を試みたものの、買主が見つからない場合は、業者に買取の相談をしてみると良いでしょう。
結果として現金化できるため、不安を解消できます。
▼この記事も読まれています
不動産売却のタイミングに季節は関係する?市況や税金の影響なども解説
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む
まとめ
不動産売却は、3~6か月かかると言われていますが、一概には言えません。
長引く原因は、販売価格が高い、条件が悪いなどが考えられます。
まずは販売価格の見直しをして、難しい場合は買取依頼を考えてみましょう。
▼ 不動産売却をしたい方はこちらをクリック ▼
売却査定フォームへ進む